情報処理技術b 第6回


コンピュータ・ネットワークの概要

コンピュータ・ネットワークは,複数のコンピュータを通信回線で接続し, データをやり取りするシステムである.
  • コンピュータはデータ処理ができるため,デジタルデータの誤りを検査や再送によって, 送信側コンピュータからのデータを,確実に受け取ることができる:
    伝言ゲームのような人間どうしの通信よりも速くて正確
  • 電話は糸電話と同じ:途中でデータ処理を行わない,雑音は雑音として聞こえるが, 人間が聞き返す等して対応する(人間がデータ処理を行う)

LANとWAN

  • LAN(Local Area Network)とくればローカル・狭い範囲(私有地内)
  • WAN(Wide Area Network)とくればワイド・広い範囲(公道を含む,電気通信事業者)
  • LANの接続形態(線のつなぎ方)
    • バス型    −: 例 イーサネットの10BASE-5
    • スター型   *: 例 イーサネットの10BASE-T
    • リング型   ○: 例 トークンリング,FDDI
  • LANのアクセス制御方式(誰が送信するかの決め方)
    • CSMA/CDとくれば早く送った者勝,衝突したら再送信する
    • トークンパッシング方式とくればトークンを獲得した者が送信できる
  • LANの規格(つなげるためにはコンセントにような規格が必要)
    • イーサネット型LAN:伝送速度(Mbps:Mビット毎秒)BASEケーブルの長さ
      名称接続形態伝送速度伝送距離伝送媒体
      10BASE5バス型10Mbps最大500m同軸ケーブル
      10BASE2バス型10Mbps最大185m簡易同軸ケーブル
      10BASE-Tスター型10Mbps最大100mツイストペアケーブル
      100BASE-TXスター型100Mbps最大100mツイストペアケーブル
    • トークンリング型LAN:トークンパッシング方式を使うLANで,物理的にはハブを中心としたスター型である. 伝送速度は4Mbpsまたは16Mbpsで,ツイストペアケーブルで接続する
    • FDDIとくればリング型,光ファイバーケーブル,100Mbps,トークンパッシング,2重リング

ネットワーク・アーキテクチャ

  • 一昔前までは,異なるメーカーのコンピュータ同士を接続はできなかった.
  • 通信の約束事(プロトコル)を階層に分けて,階層ごとに共通化することで,相互接続が容易になった
  • 特に物理的なデータ送受信用の機器(イーサネット等)は,進歩が早いので部分的な変更が容易になった
哲学者は
ウルドウ語と
英語を使う


通訳は
オランダ語に
訳す


秘書は
FAXを使う

哲学者・通訳・秘書アーキテクチャ

哲学者は
中国語と
フランス語を
使う


通訳は
オランダ語に
訳す


秘書は
FAXを使う
  • 哲学者はメッセージを通訳に渡す
  • 通訳は約束に従ってオランダ語(変更可能)に訳し,秘書に渡す
  • 秘書はFAXで送信する(電話で送ってもメールでもよい)
  • FAXを受け取った秘書は,通訳に渡す
  • 通訳はフランス語に翻訳し,哲学者に渡す

OSI基本参照モデルとLAN間接続装置

  • OSI基本参照モデルとくれば上位層から「ア・プ・セ・ト・ネ・デ・ブ」
  • ネットワーク機器
    OSIの層基本参照モデルLAN間接続機器説明
    第7層アプリケーション層ゲートウェイ4層以上で中継する
    第6層プレゼンテーション層
    第5層セッション層
    第4層トランスポート層
    第3層ネットワーク層ルータLANとLANやWANを接続する経路制御装置.
    IPアドレスで交通整理
    第2層データリンク層ブリッジブリッジはMACアドレスを元に中継を選択する
    第1層物理層リピータリピータは減衰した信号を増幅し,伝送距離の延長する
  • MACアドレス:格ネットワーク機器に割り振られた固有のアドレスのこと. LANボード等のNIC(Network Interface Card)に予めメーカ側が割り当てられている48ビット(24:製造メーカ,24:製品番号)のアドレスであり, ipconfig /allコマンドで参照できる